干し柿 作り

寒さと風情を楽しもう!

2種類の渋柿を30個ほど収穫しました。枝をT字に残さないと縄掛けが大変です。

丸こいのと四角ぽいのです。丸は未だ硬め、四角は熟れぎみでした。


先曲りのハサミで余分なヘタをきれいに取ります。皮はピューラーで剥きました。

柿どうしがぶつからないように、あら縄に挿みます。


熱湯へサッと潜らせ殺菌します。青カビが出づらくなるそうです。

雨にあたらないよう出来るだけ軒の奥へ吊るしました。雨にあたると痛むそうです。


2週間ほど干すと表面がカピカピに乾燥し、中はグニャグニャ状態になります。
見ためは不味そう〜

ビニール袋へ入れ、外からよく揉みます。タネと身を分離する意味があるそうです。
とても微みょ〜な感触(^^;


藁に包んで2〜3日寝かせます。温度変化の少ない押入れに置いておきました。

左側が寝かせたものですが、いっきに熟成が進みます。


それから1〜2週間経過
でかい干しぶどうのようで見るからに美味しそう!
試食!中はトロトロの半生でものすごく甘いです。
なんと種なしでした〜

あとはお好みで干し加減を調整します。これは更に1週間ほど干したものですが、甘さはひかえめになり2〜3個ペロリと食べられます!
しかし利尿作用でトイレが近くなる〜(^^;

暖かい土地では傷んでしまい、干し柿ができないそうなので、寒さゆえの楽しみ方ですね〜
小さく切ってラム酒へ漬けると美味しいとか!? やってみよー!
せんべい缶のような缶箱へ入れて置くと、白く粉を噴くとか? 山形のバァーちゃんがそうしていたようです。
そのバァーちゃんの味を知るおふくろが美味しいと言ったので、まぁ〜大成功!という感じです。
このお正月は、大根の千切りと干し柿をあわせて三杯酢であえたやつが食べられそうです。
製法は各地方で色々な流儀が伝承されているようで、これを知るのも楽しいです。